動物の発生

ウニ、イモリ、メダカ 形づくりの手順

丸いボールのように見える胞胚ですが、よく観察すると部分によって違いがあるのがわかります。

動物極、植物極という極性が再び現れてきたのです。

この厚みのある側が植物極、動物極のほうは繊毛が長く伸びています。

植物極付近の細胞が、胞胚腔の中へ抜け出しています。

植物極のあたりがくぼんできました。

くぼみはさらに長く伸びていきます。

これは原腸と呼ばれる消化管のはじまりで、そのはじまりの部分には原口という名前がついています。

この段階の胚は原腸胚と呼ばれています。

偏光顕微鏡で観察すると光っている部分があります。

植物極付近から抜け出した細胞によって炭酸カルシウムの骨がつくられているのです。

原腸胚の段階になると細胞の形やはたらきに様々な違いが見られるようになってきました。

これらの細胞は大きく3つのグループに分けられています。

胚の外側の細胞は外胚葉、原腸をつくっている細胞が内胚葉、そして、その間にあるこれらの細胞は中胚葉と呼ばれています。

これら3つの胚葉がもとになって、体の様々な部分がつくられていくのです。
さらに発生が進み、胚の形も変化していきます。

やがて、原口の反対側にも口が開き、胚はプリズム幼生を経て、さらにプルテウスと呼ばれる幼生へと変化していきます。

親のウニとはまったく似ていませんが、これがウニの子供です。

胃や腸なども出来てきました。

表皮にはきれいなオレンジ色の色素細胞も見られます。

プルテウス幼生は2、3ヶ月の間、海の中を漂いながらケイソウなどの植物プランクトンを食べて成長し、やがて棘を持ったウニの姿へと変態します。

 第一次間充織細胞

 原腸の形成

原腸胚

 外胚葉、中胚葉、内胚葉

 骨片の形成

 プルテウス幼生

 オレンジ色の色素胞

 偏光像(プルテウス幼生)

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