雲の上のお花畑

高山植物の世界

今から1万年以上昔、日本列島が一年の大半、すっぽりと雪におおわれている寒い時代がありました。

氷河期と呼ばれる時代です。

そして、その時代に北のほうの植物たちが日本列島にやってきました。

北方系のこれらの植物は雪が溶けると大急ぎで葉を広げ、短い夏の太陽の光を使って、せいいっぱい光合成をし、栄養分をたくわえます。

そして一面に色とりどりの花を咲かせました。

やがて、氷河期がすぎ、日本列島がだんだんあたたかくなると、これらの植物たちは北の寒い地方へ帰っていったのです。

けれども、その一部は高い山の上に取り残され、そこで生活するようになりました。

そこへ新しく、寒さに適応した種類も加わって現在の日本の多様な高山植物の世界ができたのです。

高い山の上は現在でも一年の大半が雪でおおわれている寒い世界です。

そして、雪がなくなる3ヶ月ほどの夏の間に高山植物たちは色とりどりの花を咲かせます。

標高3000m近い、高山の雲の上のお花畑へ、これから皆さんをご案内しましょう。

白馬岳周辺

ハクサンコザクラ群落

氷河期の日本列島

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