雲の上のお花畑

高山植物の世界

高山のなかでも山の尾根や頂上ちかくは風も強く、石がごろごろしていて植物にとってはたいへん厳しい環境です。

そんなところに高山植物の女王、コマクサが咲いていました。

ほとんど土が無く、石も動きやすい不安定な環境では、丈夫な根を張り巡らすことのできる植物しか生きていくことができません。

コマクサは昔、漢方薬の百草丸の原料として乱獲されたことがありました。

この草の成分に鎮痛作用があっておなかの痛みをなくすのです。

チシマギキョウやイワギキョウも稜線に多く見られます。

強い風を避け岩陰に身をひそめているかのようです。

岩の表面には地衣類やコケ類ついています。

強い陽射しに、からからに乾いてしまっていますが、これでもちゃんと生きています。

雨や霧がやってくればこのとおり、岩からも様々なミネラルが溶け出してきます。

これはタカネシオガマ。

同じ仲間でも、少し低いところや稜線でも風があたらないところには背が高いヨツバシオガマが生えています。

マツムシソウも高いところに咲いているものは低いところのものに比べて、ずいぶん背が低く、身をかがめて風でもよけているようです。

このような風が強く、岩や砂ばかりの場所はきびしい環境ですが、そこに適応することさえできれば競争相手は少なく、その場所を独占することができるのです。

稜線を行く

コマクサ

 チシマギキョウ

 チズゴケ

 クロゴケ

 タカネマツムシソウ

 風の強い山の尾根

 コマクサの群落

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