<細胞>

生物を形づくる単位

さらにいろいろな細胞を見ていくことにしましょう。

 水草のオオカナダモは葉がうすく、そのままプレパラートにして細胞を観察することができます。

 細胞は裏表2層しかありません。

細胞の中に緑色のつぶつぶがたくさん入っています。

これは葉緑体です。

葉緑体では光合成が行われます。

二酸化炭素や水を原料に、光をエネルギー源にしてデンプンなどの糖を合成するのです。

オオカナダモの葉緑体は強い光があたるとさかんに動き始めます。

これは、原形質流動と呼ばれる現象で、植物細胞ではよく見られます。


ニンジンやトウガラシなどの赤い色のもとは何なのでしょうか。

トウガラシの細胞には赤いつぶがたくさん見られます。

これは有色体です。

ニンジンでは、細長い結晶のようになったものが見られます。

有色体は、もとは葉緑体と同じもので、色素体とよばれています。

有色体では栄養分を赤い色のカロテンとして貯えています。

色素体にはもうひとつ白色体という名前のものがあります。

麦や米などの穀物、サツマイモやジャガイモなどではこの白色体にデンプンが貯えられます。

デンプンはヨウ素液で青紫色に染まります。

 細胞の中にはさらに小さなミトコンドリアもたくさん見られます。

ミトコンドリアでは酸素を使った呼吸が行われています。

グルコースなどを酸素を使って分解し、生きていくために必要なエネルギーを取り出すのです。

葉緑体の光合成とちょうど逆のはたらきですね。

葉緑体など色素体は植物にしかありませんが、ミトコンドリアは動物にも植物にも見られます。

オオカナダモ

葉緑体と原形質流動

有色体(ニンジン)

有色体(トウガラシ)

白色体(根の細胞)

葉緑体から有色体へ(ミニトマト)

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