春の妖精たち

−植物の生存戦略−

シナリオより

皆さんは、春まだ早い時期に、雑木林など落葉樹の森の中で、美しい花たちが咲いているのを見たことがありますか。

灰色の樹木と褐色の地面の、まだ冬のままの色彩の無い森の中に、突然に現れたこれら色とりどりの花たちが明るい春の光に輝きます。

これらの植物たちは、英語でスプリングエフェメラル、つまり、春のはかない命と呼ばれています。

寒々とした落葉樹の下を美しい花園に変え、森を冬から春へと変化させたあと、まるでそれが夢か幻であったかのように消えていってしまうのその姿には、春の妖精という呼びかたが、ふさわしいでしょう。

これら、春の妖精たちがいったいどのような生き方をしている植物なのか、これから見ていくことにしましょう。

home
home

雪解けの頃

キクザキイチゲ

ニリンソウ

カタクリ