森のしくみ

−ブナとミズナラの森−

 早春のブナの森へ出かけてみました。

 まだ空気はひんやりとしていますが、森は生きものたちの気配で満ちています。

 明るい日ざしに雪が溶けていきます。

 イワウチワの花も満開です。

 ブナの木も新しい葉を広げはじめました。

 堂々とした灰色の幹、

 枝はゆるやかにくねりながら、梢の1枚1枚の葉へと細かく分かれていきます。

 これがブナの木です。

 幹に黒と灰色のモノトーンの模様を描いているのは地衣類です。

 菌類に緑色の藻類が共生したもので、光合成をして生きています。

 ブナの森といってもブナだけが生えているわけではありません。

 沢沿いの湿った場所にはトチノキが手のひらのような形の複葉を広げています。

 この大きく広げた葉で、弱い光をたくみに受け止め、利用しているのです。

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シナリオより

ブナ林

ブナの幹

幹についた地衣類

ミズナラの葉

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