新しいブナの葉に、もう穴があいています。

犯人はだれなのでしょう。

これはハバチの幼虫です。

こちらは、シャクガの幼虫、つまりシャクトリムシです。

虫たちは、まだ葉がやわらかい、この時期に合わせて、卵から出てくるのです。

そしてその虫を待っているのが小鳥たちです。

鳥は春早くから繁殖のための準備をはじめます。

エサの虫がたくさん出てくる時期に合わせて、巣をつくりヒナを育てます。

丸まると太った虫たちは育ちざかりのヒナのための大事な栄養です。

簡単には食べられてしまわないように工夫をしている虫もいます。

ミズナラの葉のふちが筒のように丸められています。

これはオトシブミという小さな甲虫のしわざです。

この中で、卵がかえり、幼虫が安全に育つのです。

これはタマバエの幼虫です。

こちらはアリマキの幼虫です。

これらは、みな虫こぶといって、卵を産み付けられた部分で、葉の細胞の異常な増殖がおこってできるのです。

虫こぶも幼虫が安全にエサを食べるための隠れ家のようなものなのかも知れません。

動物は生きていくために、そして子孫を残すために他の生き物を食べなければなりません。

森の中では、食うか食われるかという、生きていくための命の攻防が繰り広げられているのです。

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−ブナとミズナラの森−

森のしくみ

シャクガの幼虫

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ヒキガエルを捕食するヤマカガシ

イヌワシ

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