コケ

陸上生活のパイオニア

コケというと、じめじめした場所の植物というイメージがありますが、水辺だけでなく様々なところに見られます。

形や大きさも様々です。

同じように見える緑色のコケも、近寄って見てみると実にたくさんの種類があることに気づきます。

スギゴケの仲間には小さいながら葉や茎が見られます。

けれども、これらは高等植物が持っている葉や茎とはちがって、水や養分の通路である維管束は見られません。

地面の下にも根ではなく、原始的な仮根と呼ばれるものがあるだけです。
花が咲かないはずのコケですが、コケの花と呼ばれるものがあるようです。

けれども、これは花ではありません。

この長く伸びている部分には、胞子体という名前がついています。

先端の膨らんだ朔の中にはたくさんの胞子が入っています。

コケは、その種類によって、それぞれ特徴のある朔をつけます。

下にぶらさがったような形の朔をつけているのはヒョウタンゴケです。

スギゴケの仲間では、白っぽい帽子にすっぽりとおおわれています。

やがて胞子が成熟すると、帽子とふたがとれ、中の胞子を飛ばします。

湿度によって、このさく歯と呼ばれる部分が変形し、口を開いたり閉じたりするコケも多いようです。

湿った土の上などに落ちた胞子は発芽し、細長い原糸体とよばれる植物体へと成長していきます。

緑色の原糸体は光合成によって地面をおおうように発達し、やがてその一部から小さなコケの形ができていきます。

 キヨスミイトゴケ

 着生ゴケ

蘚類の茎と葉

 仮根

 蘚類の胞子体と様々な形の朔

朔歯と胞子の放出

 原糸体と小さな配偶体

10
home
10
home