コケ

陸上生活のパイオニア

春と秋の年2回、ゼニゴケからは柄のついた笠のようなものが伸びてきます。

この笠の形には2種類のものが見られます。

これは雄と雌の違いです。

ゼニゴケには雄株と雌株があるのです。

平らな円盤型のほうが雄株です。

この雄株のカサに水を一滴、落としてみました。

しばらくすると水が白く濁ってきます。

顕微鏡で観察すると活発に動いているものが見られます。

これはゼニゴケの精子です。

らせん状をした精子が2本の長いべん毛をふり乱すように動かして泳いでいるのです。

円盤状をしたカサの内部には、精子をつくる器官である造精器がたくさん入っています。

そして表面に雨などの水滴がつくと造精器からたくさんの精子が押し出されてきます。

もう一方の雌株のほうも見てみましょう。

精子が成長した雄株の上から出てくるのに対し、卵細胞はまだカサが伸びる前の小さな段階で見られます。

直径2ミリほどの、丸い小さなカサを切って断面を見てみましょう。

このくびの長いつぼのような形のものは造卵器と呼ばれています。

つけ根の膨らんだ部分に1つずつ入っているのが卵細胞です。

 雌株

 雄株

 造精器

雄器床に水を落とすと

 精細胞の放出

 精子

 造卵器

 卵細胞

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