植物のデザイン

葉、茎、根、花〜果実 形に潜む謎

維管束には、葉でつくられた糖分などを運ぶための管、師管も見られます。

師管は中身の残った、生きた細胞で出来ています。

師管の上下の仕切りには小さな穴があり、ここをとおして糖分などが運ばれていくのです。

植物の茎に、アリマキがたくさんついているのを見たことがありますか?

アリマキたちはちょうど師管のところまで針を刺します。

そこには栄養たっぷりの甘いジュースがいつも流れているのです。

まわりには師管のはたらきを助ける伴細胞など何種類かの細胞が見られます。

師管を中心としたこの部分は師部とよばれています。

維管束には、もうひとつ、形成層と呼ばれる大切な部分があります。

形成層では細胞分裂によって新しい細胞がつくられます。

それらの細胞は、形成層の内側には木部を、そして外側には師部を新たに形づくって茎を太くしていきます。
何年も生き続ける樹木では形成層でつくり出される木部の季節変化が年輪の縞模様をつくっていきます。

イネ科の雑草、エノコログサの茎の断面も見てみましょう。

コスモスとは違い、維管束が茎の中に散らばっているかのようです。

道管と師管の間に形成層がありません。

エノコログサなど単子葉植物の茎は太くならないのです。

タケも単子葉植物で、太くなるということはありません。

タケノコの太さのままで、長く伸びていきます。

その点でタケはイネやメヒシバなどの草と同じなのです。

維管束(コスモス)

師管(師板)

師管に針をさすアリマキ

年輪の形成

年輪 

 単子葉植物の茎

単子葉植物の維管束

 タケノコ

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