植物のデザイン

葉、茎、根、花〜果実 形に潜む謎

― 第4章 ― 次の世代へ 花、果実、種子

毎年、季節がめぐってくると、植物たちは次々と花を咲かせていきます。

早春に花を咲かせるマンサクも、小さなつぼみの中に収納されていた黄色い花弁を広げていきます。

花は植物の晴れ着です。

丈夫で地味な姿の葉に対して、短い命の花のデザインは、思いっきり変化に富んだものになっています。

ツツジの花では花弁のひとつに斑点状の模様が見られます。

これはネクターガイドと呼ばれ、ネクターつまり蜜のありかを虫に知らせるための目印です。

花のなかには距と呼ばれる長い突起をもっているものもあります。

ここに、蜜をため、虫たちが花の奥深くに頭をつっこんだときに花粉がつくように工夫されているのです。

これらの花のデザインは虫たちに受粉をしてもらうためのものなのです。

受粉が終われば、もう目立つ必要はありません。

花弁はその役割を終え、しおれていきます。

 ナガミヒナゲシ

 カラスウリの開花

 ネクターガイド(シャガ)

 距 (ツリフネソウ)

 マンサク

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