植物のデザイン

葉、茎、根、花〜果実 形に潜む謎

けれどもめしべの中では次の世代が誕生し、植物の形づくりの最初の段階が着々と進行しています。

どのようなことが起こっているのか、ナズナの花でその様子を見てみることにしましょう。

めしべの下のほうのふくらんだ部分を開くと小さな丸いつぶつぶが、たくさん入っています。

これは胚珠といって、種子になっていく部分です。

胚珠の中には新しい生命のはじまりである受精卵が入っています。

受精卵はまわりから栄養をもらいながら、細胞分裂をし、成長していきます。

小さいながら根、茎、葉という植物の基本的な形ができました。

ナズナの胚はさらに成長し、子葉が折れ曲がった状態で種子の中での眠りにつきます。

花を咲かせる植物は、種子という形で親から離れ、分布を広げます。

植物は種子を運ぶのに様々な工夫をこらしています。

ヤナギの種子のように綿毛を広げて風に乗っていくもの、

きれいな色の実をつけて、鳥に食べられることによって遠くへ運んでもらうもの、

動物の体に付着して分布を広げるものもあります。

ハスやコブシの種子では弥生時代の遺跡に埋もれていたが、発芽し花を咲かせるということがありました。

種子は何千年という長い時間を越えて旅をすることもできるのです。

 ナズナ

 ナズナの胚(胚珠内)

コセンダングサの果実

コブシの果実

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