植物の生殖

花のメカニズム、2つの生殖法

花の中では複雑なことが行われていますが、植物はもっと簡単な生殖法も持っています。

 春に森の中でショウジョウバカマが美しい花を咲かせています。

この植物は種子による繁殖もしますが、他の方法でも増えることができます。

葉の先に小さな子供ができています。

 この小さな株は、しばらくは親から栄養を分けてもらっていますが、やがて自分で根を張り独立していきます。

 このような花によらない増え方は、他の植物でも見られます。

 イチゴの株からはストロンとよばれる長い茎が伸び、その先に子供ができています。

 ヤマイモでは葉の付け根にできるムカゴと呼ばれるものがこぼれ落ちて次の世代をつくります。

 このような葉や茎の一部から子供が出来ていくような増え方は栄養生殖と呼ばれています。

 生殖器官である花に対して、葉や茎、根は栄養器官と呼ばれていますが、その栄養器官による生殖という意味です。

栄養生殖には他にも球根が分かれたり、地下茎によって増えたり様々なものが知られています。

この栄養生殖のように雄雌といった性が関係しない増え方は無性生殖と呼ばれています。

はじめに見た単細胞生物の2分裂や出芽も無性生殖に含まれます。

それに対して花の中の雄雌の性が関係する生殖法は有性生殖と呼ばれています。

ショウジョウバカマ

葉の先に子株が出来る
(ショウジョウバカマ)

ほふく茎(オランダイチゴ)

ムカゴ(ヤマイモ)

  葉の縁に子株ができる
(コダカラベンケイソウの仲間)

ほふく茎(ノシバ)

塊茎(地下茎)による栄養生殖(ジャガイモ)

球根による栄養生殖
  (チューリップ)

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