プラナリアは肉食性で、自然の中では死んだり弱ったりした動物を食べています。

プラナリアのいるところにエサのイトミミズを入れてみました。

イトミミズを体全体で押さえ込んでいます。

どこに口があるかわかりますか。

プラナリアの口はお腹の真ん中にあるのです。

この白い管はいん頭とよばれています。このいん頭を腹部の穴から外へ伸ばしてエサをとります。

エサをさがすのには、エサから出る化学物質を手がかりにしているようです。

私たち人間でいうなら、嗅覚や味覚、つまり、においとか味といったところでしょうか。

プラナリアのいるシャーレの中央に小さな肉片を入れてみました。

肉片からはアミノ酸など様々な成分が溶け出してまわりに広がっていきます。

それを手がかりにプラナリアが集まってくるのです。

このような化学物質に集まる性質は正の走化性とよばれています。

頭部の両側の出っ張った部分が感覚器官になっているようです。

次に、食べたエサがどこで消化されるのか見ていくことにしましょう。

消化管の様子を詳しく観察するために、肉片を墨で黒く染め、色素の無い白い色のプラナリアに食べさせてみました。

白い色のプラナリアは明るい背景のところで飼育することによってつくります。

消化管は前に1本、後ろに2本長く伸び、それがさらに細かく分かれて、体のすみずみまでに広がっています。

肛門はありません。消化されなかったものは口から再び外へ出されます。

まだ、口と肛門の分化していない原始的な消化器系を持っているのです。

消化のしかたも、腸の細胞が食物のかたまりを直接取り込むという、アメーバーのような方法で行っています。

このような消化のしかたは細胞内消化と呼ばれています。

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プラナリア
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腹部から伸びた咽頭

肉片に集まるプラナリア

黒く染まった消化管

細胞内消化