照葉樹林

文化の故郷

さらに年月が経つと森の中には少しずつシイやカシなどの木が目立つようになっていきます。

コナラやアカマツのような木は陽樹と呼ばれ、光が強いときには成長が速いのですが、弱い光では生きていくことができません。

子供の木も暗くなっていく森の中では育ちません。

それに対してシイやカシなどは陰樹と呼ばれ、弱い光でも生きていくことができます。

成長はゆっくりですが、着実に成長し、やがてアカマツなどを圧倒するようになっていきます。

そして長い年月をかけて、うっそうとした常緑の照葉樹林を形成するのです。

このような自然の復元過程は遷移とよばれています。

私たちが身のまわりで見る多くの自然がこのような自然が復元していく途中の段階なのです。

 それに対して遷移の最終段階である照葉樹林は極相と呼ばれ、安定した状態で続きます。

枯れる木があっても、その後を補うように照葉樹の幼木が育ってくるのです。

 アカマツがたくさんのマツカサをつけています。

晩秋になるとカサが開いて中から翼のついた種子が出てきます。

初夏には川原でヤナギの木が綿毛のような種子を飛ばしています。

同じ場所で長く安定した森をつくることのできないこれらの樹木は新たな場所を求めて旅を続けていくのでしょうか。

アカマツ林の中に成長する照葉樹

アラカシの幼木

極相林のギャップ

極相(ツブラジイ林

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