海辺

−岩浜の動物たち−

 海辺は潮の満ち引きによって海になったり、陸になったりする変化の激しい環境です。けれども、ここには実にたくさんの生きものたちが見られます。岩のように見えるフジツボやヒザラガイ。潮だまりの中のイソギンチャク。石の下に潜んでいるクモヒトデやヒラムシたち。身近でありながら、まだ多くの謎に満ちている海辺とそこに住む多様な生き物たちの世界を紹介します。

39分

<主な参考文献>

「海辺」レイチェル・カーソン著 上遠恵子訳  平河出版社

「ウミウシ学」平野 明 著 東海大学出版会

「貝のパラダイス」岩崎敬二 著 東海大学出版会

「動物発生段階図譜」石原勝敏 編著 共立出版株式会社

「日本の海洋生物」侵略と撹乱の生態学 鈴木克美 沖山宗雄 編 東海大学出版会

「海岸動物」西村三郎 著 保育社

「海辺の生物」菅野 徹 著 小学館

「原色検索日本海岸動物図鑑」TU 西村三郎 編著 保育者

「現代生物学体系」無脊椎動物A 内山 亨 監修 馬渡静夫 編集 中山書店

「無脊椎動物の多様性と系統」岩槻邦男 馬渡峻輔 監修 白山義久 編集 裳華房

「日本海洋プランクトン図鑑」 山路 勇 著 保育

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イワフジツボの脱皮

フジツボのノープリウス幼生

フジツボのキプリス幼生

フジツボは甲殻類、エビやカニの仲間です。貝ではありません。そのため脱皮をしながら成長していきます。脱皮の瞬間を撮影するのは結構大変でした。どれが脱皮するか蔓脚の様子などから見当をつけてじっと待っているのですが、すぐ隣のものが脱皮してしまったりといったことがたびたびでした。

このノープリウス幼生の時代をもつことからもフジツボが甲殻類であることがわかります。ノープリウス幼生は珪藻などの植物プランクトンを食べ、何回か脱皮と成長を繰り返した後、キプリス幼生に変態します。

キプリス幼生のことをC・ダーウィンは海のサナギと呼びました。エサを採ることなく固着生活に適した場所をさがします。適当な場所が見つかると、前のほうの腕のようなところから接着物質を分泌して付着し成体のフジツボへと変態します。キプリス幼生はなかなか可愛らしい姿をしていると思うのですがどうでしょうか?

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