磯から海へと旅立っていく、たくさんの幼生たち。けれども生き残って親になることができるのはわずかです。

多くのものが魚の稚魚に食べられてしまいます。

クラゲもこれらの動物プランクトンをエサにしています。

海岸にもたくさんの危険が待ち構えています。

イソギンチャクが触手を広げてエサを待っています。

フジツボや二枚貝、カイメン、ホヤなど、プランクトンを濾しとって食べる動物がここにはたくさんいます。親に食べられてしまう危険さえあるのです。

運よく生き残ったものだけが、再び岩浜での生活をはじめることができるのです。

生まれた場所の近くにもどるものもあれば、遠く離れた海岸へ流されるものもいることでしょう。

フジツボのノープリウス幼生がいました。

幼生は植物プランクトンを食べ、脱皮を繰り返しながら成長していきます。

大きくなったフジツボのノープリウス幼生はキプリス幼生へと姿を変えます。

キプリス幼生はもうエサを食べることはありません。満ち潮にのって岩浜にたどりつくと、ひたすら親になる場所をさがします

そして前に出ている2本のうでのようなところで岩にしっかりと接着し、フジツボの姿へと変態するのです。

潮が満ちてきました。

打ち寄せる波に、さらに満ち潮の力が加わって、少しずつ海面が上がってきます。

干上っていたアメフラシのところにも波がやってきました。

石のすき間や海藻の下で、あるいは石灰質の殻の中でじっと身をひそめていた動物たちが、生きるための活動を再開します。

少しの間私たちの前にその姿を現した 多様な生き物たちの世界が再び海の底へともどっていきます。

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−岩浜の動物たち−

海辺