海では1日にほぼ2回、満潮と干潮がくりかえされます。

特に、満月と新月の頃は大潮といって潮の満ち引きが大きくなります。

ある春の大潮の日の昼頃、潮が大きく引いて普段目にすることのない海の底がその姿をさらけだしていました。

ところどころ、まだ海水がたまっているところは潮だまりとよばれています。

中に何がいるのでしょうか。

何か動いています。

カニが身を潜めていたのです。

よく見ると魚もいます。底にじっとしていてまるで石に化けてでもいるかのようです。

目が慣れるにしたがって他にもいろいろな生き物がいるのに気がつきます。

もう少し、低い、海に近いほうへ行ってみましょう。

岩の表面をオレンジ色におおっているものがあります。

これはカイメンです。

黒いものもいます。

これでもれっきとした動物で、水の中の小さなプランクトンを濾しとって食べています。

体の表面に小さな石や貝殻をたくさんつけているのはヨロイイソギンチャクです。

こちらはタテジマイソギンチャク。黒とオレンジのストライプが特徴です。

潮だまりの中にもカラフルなイソギンチャクがいます。

イソギンチャクの仲間は触手を広げて花のような形をしていますが、この触手にたくさんの毒針をひそませていて、エサになる小動物を捕らえるのです。

こちらの潮だまりにはイトマキヒトデが取り残されていました。

裏側にある、たくさんの足でゆっくり動いていきます。

石の下にも多くの動物が潜んでいます。

ここでは、原始的なものから進化したものまで、実に多様な生きものたちが見られます。

この地球上の生物は今から三十数億年前に海で誕生し、さらに多くの動物や植物へと進化していきました。

その進化の過程で作り出された様々なタイプの生きものたちが、ここで見られます。

海は生命の故郷なのです。

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−岩浜の動物たち−

海辺

潮のひいた磯

これでも動物

モエギイソギンチャク

クモヒトデ