磯に何かぐにゃぐにゃとした動物が取り残されています。

これはアメフラシです。

大きさ20センチほど、ゆっくりとした動き、巨大なナメクジのような生き物で、軟体動物の巻き貝に近い仲間です。

アメフラシは大食漢です。アオサが好物ですが、他にも様々な海藻を食べています。

手でつつき回したりしていると、怒っているのでしょうか。体の後ろのほうから紫色の液を煙のように放出します。

アメフラシは初夏に磯に集まってきて、交尾をし産卵します。

インスタントラーメンのようなこの黄色いかたまりがアメフラシの卵です。

いったいどれだけの子供が生まれてくるのでしょうか。

アメフラシの子供が広い海へと旅立っていきます。

ベリジャーと呼ばれる巻き貝と同じような幼生で、まわりに薄い殻をもっています。

ベリジャー幼生は海の中で漂いながら成長し、アメフラシの姿に変態します。

秋にエサであるアオサの中をさがすと小さなアメフラシが見つかります。小さいながらもう一人前の形をしています。

アメフラシの寿命はたった一年です。たくさんの海藻を食べて次の年の初夏までに親の大きさにまで成長するのです。

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−岩浜の動物たち−

海辺

アメフラシ

ウミゾウメン(アメフラシの卵塊)

ふ化したヴェリジャー幼生

アメフラシの子供