ゾウリムシは長さが0.2ミリもあって慣れれば肉眼でもわかります。

ゾウリのように平べったい形ではなく、立体的な形をしています。

体の向きもゾウリとは逆で細いほうが前のようです。

動きをおそくするために粘り気のあるメチルセルロースの溶液の中にいれて見ましょう。

体の表面で波のように動いているのは繊毛です。

一本一本の繊毛は水をかくように運動します。

たくさんの繊毛がこの水をかく運動をすることによって、活発なゾウリムシの動きをつくり出しているのです。

前と後ろで収縮を繰り返している丸い部分があります

これは収縮胞です。

細胞の中に入ってくる水を外へ汲み出すポンプのような働きをしています。

エサはどこから食べているのでしょうか。

水でうすめたポスターカラーをほんの少し混ぜてみましょう

ポスターカラーの粒子が取り込まれていきます。

体の中央のくぼんだところが口のはたらきをしてるのです。ここには細胞口という名前がついています。

細胞口から続く細長い部分は細胞咽頭です。

エサのはいったこの小さな袋は食胞と呼ばれています。

違った色のポスターカラーの中に順に入れてやると、カラフルなゾウリムシのできあがり。

でもポスターカラーでは栄養になりませんね。

食胞は細胞の中をゆっくり動いていったあと、消化されなかったものは、再び外に排泄されます。

今度は酵母菌をコンゴーレッドで染めたものをゾウリムシに与えてみましょう。

コンゴーレッドは酸性で青くなる色素です。

赤かった色素がしばらくすると青くなってきます。食胞の中に酸が分泌されているのです。

消化酵素も分泌され、食べたものが分解されて細胞内に吸収されます。

食胞はヒトの胃や腸などの消化器官とおなじはたらきをしています。

ゾウリムシの細胞の中には、多細胞動物の器官と同じはたらきをするしくみがあるのです。

そのため、このような構造は、細胞器官と呼ばれています。

ゾウリムシの細胞の中にはこのほかに、大核と小核という2つの核が見られます。

小核のほうが本来の核ですが、普段は大核がまわりの細胞質に指令を出し、はたらいています。

細胞が大きいので1つの小核だけでは間に合わないのでしょうか。

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ゾウリムシ

繊毛運動

収縮胞の3Dモデル

食胞の形成

大核と小核

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