今度はゾウリムシの動きかたを観察してみましょう。

スライドガラスに細かい砂をのせ、そこへゾウリムシを入れてみました。

障害物にぶつかった時、どのような行動をするのでしょうか。

向きを変えてうまく障害物を避けていきます。

このように機敏に反応できるのは、ものに触れるという刺激を細胞の表面で受け止め、それが繊毛の動きをコントロールしているからなのです。

このゾウリムシは強引ですね。巨大な石?ではない、砂粒を押しのけて進んでいきます。

回転しているゾウリムシもいます。どちらに行こうか迷っているのでしょうか。

物を見ることができないゾウリムシにとってこの世界はちょうど私たちが暗闇の中を歩いているようなものなのかもしれません。

エサをとる行動はどうでしょうか。

バクテリアの繁殖しているところに体の一方の端を突っ込んでいます。

ゾウリムシはどのようにしてエサを見つけるのでしょうか。

ゾウリムシの中に薄い酢酸を一滴落としてみました。

酸を落とした部分にたくさんのゾウリムシが集まります。

細胞の表面に酸に対して反応する、ヒトの舌にあたる部分があるのです。

バクテリアが出している弱い酸を手がかりにして、ゾウリムシが集まるのかもしれません。

今度は濃度を10倍ほど高くした酢酸を落としてみましょう。

ゾウリムシは酸の濃い中央の部分には集まってきません。

水と酢酸の境界のあたりで方向転換をしています。

これはゾウリムシが障害物にぶつかったときの方向転換と同じです。

まるでそこに、目に見えない壁があるかのようです。

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ゾウリムシ

障害物による方向転換

正の走化性 0.02%酢酸

エサを食べるゾウリムシ

負の走化性 0.2%酢酸

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